ヒカリモの発生する黄金井戸
竹岡の町から金谷方面に行く途中の国道127号線沿いに黄金井戸という看板が出ています。
館山道が開通する前は木更津から国道を通って勝山まで行っていましたので、一度は身に行かないととずっと思っていながら、そのままになっていた宿題です。
国道沿いにあって駐車スペースも3台分くらいはありました。石仏と鳥居があって古い時代からの信仰の存在を感じさせます。
天然記念物 竹岡のヒカリモ発生地ということで、昭和3年に指定されたと案内板がありました。内容を引用します。
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ヒカリモは黄金藻類に属する単細胞の藻です。細胞内に赤黄色色素をもつとともにお椀型の色素体を含んでいて、それが洞穴内に入ってくる光を反射させます。特に菜の花の咲くころ水面に多数浮遊するため、水が黄金色に輝いて見えます。
(中略)
ヒカリモ自体は全国各地にみられますが、毎年同じ場所に定期的に大量発生する例はごくまれで、ここはその典型的な例です。
又、我が国で最初のヒカリモ発見地としての意義もあり、天然記念物指定基準「池泉等の珍奇な微生物等の生ずる地域」に該当し、指定されました。
古くから土地の人は「黄金井戸」と呼んで洞穴に弁財天を祀って大切に保護してきました。
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信仰の地ということで、両脇の石仏にお参りしつつ、本命の黄金井戸のご登場です。
こちらがその黄金井戸。パッと見て泥水!?と思ってしまったのは内緒です。
よくよく見ると確かに黄金色に輝いています。光の入ってこない岩穴の奥の方にフォーカスしてみると神秘的な色をしているのが分かりました。
黄金井戸の隣にある階段を上ると皇神社です。階段を上ってちょっと高い位置にあります。
ここからの景色はなかなか見事で、港とその前に広がる東京湾を一望することが出来ます。ここは意外に穴場かもしれません。夕日を見に来るのも良さそうですね。
眼下には国道127号線。その向こうにあるのは灯篭坂大師と百首城のある竹岡の城山です。
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