花に溢れた道の駅「おおつの里」

館山の入り口、富浦から山奥へ入ったところにある道の駅「おおつの里」へ行ってきました。

ここは花をテーマにしているという珍しい場所で、話だけは聞いていたので1回くらいは行ってみようと思っていたところです。

館山道の終点、富浦ICから館山市街とは反対側の山奥へ進んでいきます。

山奥と言っても道は綺麗に整備されており、里山の景色を楽しみながらの快適なドライブでした。


到着した道の駅は花倶楽部というだけあって、いくつものハウスがあって、その中で数多くの花が育てられているようでした。

・・・ようでした、となっているのは残念ながら、この道の駅は期間限定。11月からGWの連休頃までがオープンのようです。

ぱっと思い立って館山に行ったついでに立ち寄ったので下調べも何もしていませんでした。。

それでも内部には入る事が出来ました。大きなハウスになっていて、植物園のようです。

隣接するハウスでは何とメロンの栽培中。メロンは地面を張って育つというイメージだったのですが、こちらではキュウリのように支柱に沿って伸びていました。意外な光景です。

おうちでネットメロン、ということで鉢植えで気軽に育てられる品種のようです。

もろもろ整備中という感じではありましたが、シーズンになればかなり見ごたえがありそうだということは分かりました。11月以降、改めてきてみようと思います。

道の駅の紹介文がありましたの引用します。

道の駅「おおつの里」は、房総丘陵の緑豊かな山間に位置し富浦町が平成5年12月に一般県道犬掛館山線の沿線である富浦町大津地区に設けた施設で、南房総地域への冬季観光客の誘致を目指して設置した国内でも最大級の全天候型花摘み園です。

ついでに大津地区(江戸時代は大津村か?)についての説明も・・・

大津とは、房州地方では大きな沢というような意味があり、富浦町では一番大きい沢が4キロほどの長さで広がり、その中間部に道の駅が位置しています。
近くには里見氏ゆかりの宮本城址が城山(標高180mほど)の山頂にあり、山頂からの眺めは素晴らしく、山麓には山あいの集落と里山景観が広がり、農村の原風景が残っていて房総の田舎気分を味わうことが出来ます。

ちなみに帰り道は山奥を抜けて犬掛から平久里を目指そうとと思ったのですが、2車線だった道が1.5車線、1車線道路になり、道の外から緑が凄い勢いで迫り出している中を抜けていくという凄まじい道でした。

平久里から犬掛を経て三芳・館山方面へは何度も行っているのですが、そういえば途中で道が合流してきた記憶がありません。ナビの案内が無ければ遭難の心配をしたくらいの道の寂れ具合で、犬掛の里に出た時は冗談ではなく「生還した!!」という感動がありました。

大津地区は山に囲まれた袋小路のような地形なのですね。。

里見氏ゆかりの宮本城址があるということで、ハイキングコースにもなっているようですが、地理的には滝田城の裏手に当たり、重要拠点の背後を固める役割を担っていたのかもしれません。

—————追記———————-

その後、観光シーズン中に再訪しました。今回はハウス内も含め、お花の景色が鮮やかで楽しめました。

入口には「金魚草、スターチス、カーネーションの花摘みできます」という案内が出ており、これから春にかけて様々な花を摘めるようになるようです。