名水の湧く古船浅間神社

上総湊から少し君津側に一山超えたところにある古船浅間神社へ行ってきました。古船は「ふるふね」ではなく「こせ」と読みます。こちらは湧き水が有名とのことで、前から存在は知っていましたが、知人にお勧めされたので初訪問です。

鳥居の傍らには山水講の石碑が立っていました。これは富士講のことのようです。この神社は背後に浅間山があったところから、富士山信仰の場所だったようですね。現在浅間山は採石場として、山そのものが姿を消してしまい、採石場跡地は広大な太陽光発電所になっています。

ここに井戸水を汲めるように蛇口が設置されていました。

山はなくなってしまいましたが、神社の森は雰囲気を残しています。

鮮やかな朱塗りの社殿が印象的ですが、こちらは宝永6年(1709)に建てられたもので、江戸時代中期の建築物が残っているのはまだ珍しいものだそうです。

境内には庚申信仰の三猿の石像もありました。3匹の猿がしっかり残っていて可愛らしいですね。