岩井袋浅間山に登りました
岩井袋の集落内、漁港の目の前にあるのが岩井袋浅間神社です。
リアス式海岸になっている岩井袋は、その特色の通り山が海のギリギリまで迫っています。
元禄地震をはじめ、過去に何度も津波被害を受けてきたのだと思いますが、そのせいか浅間神社は高台にありました。
地震が起きたら地区の人たちはここか、板井ヶ谷に抜ける方向の高台かに避難することになるのだと思います。
それはともかく、まずは参拝です。
階段を上ると社殿ですが、ここには賽銭箱も注連縄もなく、何となく集会所のような雰囲気。神社にしてはちょっと様子が違うので「はてな?」という感じです。
周りをウロウロしていたら建物の左手に謎の階段を発見しました。コンクリートというより石を削ったようにも見えるのですが、落石防止ネットに沿うような感じで上へ登っていきます。
神社の裏手に小さな社でもあるのかなと思っていたのですが、進むと更に階段が続いています。
写真の通り結構な急勾配で、ところどころ木の枝が飛び出していたりするので神経を使います。階段を外れると急斜面、木が茂っているので落ちても真っ逆さまということは無いでしょうが、大ごとになりそうな雰囲気はひしひしと感じています。
上ったのが1月だったので、この通りですが、夏は雑草で登れたものではないでしょうね。
階段を上りきったところには岩があり、これまで張られていた落石防止ネットの起点になっていました。岩の上は立つことが出来るスペースがかろうじてあります。
そこから眺めた岩井袋の集落の様子です。随分高い所まで登った感じです。50メートルくらいはあったのではないでしょうか。
こちらは拡大してみました。山と海の僅かな隙間に集落が形成されていることが分かります。クルマの通る音もほとんど聞こえない静かな海辺の集落です。
こちらは内陸側を撮影しています。奥に広がる平野が下佐久間で、左に見える山の反対側が板井ヶ谷や安西館のあった大乗院になります。
岩井袋へのルートは下佐久間から伸びるこの道が唯一に近い自動車道です。(板井ヶ谷からの道はすれ違いに神経を使う感じの細い道)
岩の上から振り返って山頂を見上げるとこんな感じです。この先登れるような道はありませんでした。これが浅間山の山頂です。
思わぬところで予想外の山登りをすることになりましたが、別に観光スポットとして整備されている訳ではないので、岩の上に立つのも割と不安定。
滑って落ちたらシャレにならないというドキドキ感もあって「探検した!」という気になりました。
しかし上った先にある眺めは素晴らしかったです。
山を下りて改めて浅間神社を取ったのがこちらです。矢印のところが今回登ったところになります。
こうしてみると山頂から海へ向かう尾根の突端だったのですね。
そのまま山頂まで階段を延長し、山頂にちょっとした展望スペースでも作れば、素敵なスポットになるだろうに。。
そんなことも考えましたが、維持管理を考えると割に合わないのかもしれません。あとで記事にするつもりですが、この山の反対側は相当の荒れ具合で道路が封鎖されているのです。。
(本記事は旧ブログに2018年に掲載したものです)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません