保田駅近くにある加茂神社

内房線の線路と保田商店街の間にある小道の中に賀茂神社があります。村社「加茂神社」の石柱があることから地域の中心に合って守られてきた、由緒ある神社であることが分かります。

鋸南町史には天明元年(1781)に創建という史料と安永5年(1776)本社再建という史料の2つを紹介しています。いずれにしても江戸時代中期の話なので、比較的新しい方の神社に思えます。

文化年間、安政年間、そして明治時代と幾度かの改修が行われたそうですが、関東大震災により完全に倒壊。現在の社殿は大正15年に再建されたものとのことです。狛犬は明治31年に地元の氏子中が奉献とありました。

この神社に日本寺の羅漢修復を行った村上虎之助の作品があると聞いたことがあるのですが、この狛犬かもしれません。(石灯籠と聞いた気もします)