保田小学校始まりの地 崇徳院
前回の大行寺に続いて、近くにある崇徳院のご紹介です。大行寺は日蓮宗でしたが、こちらは曹洞宗の寺院。保田駅のホームからも見ることが出来ます。寛文元年(1661)の創建ということで江戸時代ですね。
明治から大正にかけて荒廃していたところ、大正10年に豊山和尚という方が赴任して復興に努め昭和37年に現在の姿になったとのこと。寺宝に武田石翁による道元禅師、達磨、毘沙門天などがあるとのことで、一度拝見したいものです。
また地域とのつながりもあったようで、保田小学校は最初この寺から始まったということです。
境内で気になったのはこちらの六地蔵。日本各地にある ありふれた存在のように思いますが、房総付近で六地蔵がそろっているのはあまり記憶にありません。この地域での地蔵信仰はあまり盛んでなかったという話も聞いたことがあります。
そしてこちらは裏口にあたる部分。なんと房州石によって綺麗なアーチが作られていました。雰囲気があって凄く魅力的。房州石のアーチは他で見た記憶がありません。寺域の復興の中で外囲に石垣をめぐらしたのが昭和37年とあるので、そのころに作られたのかもしれません。ノミ跡が見られないので機械掘りによる元名石かもしれない!などなど気になる処がたくさんありました。
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