【安房国三十四ヶ所観音霊場】28番 松野尾寺

28番札所の松野尾寺は館山市街地から32番小網寺、33番観音院を通り過ぎた神余にあります。安房国三十四ヶ所が順番通りに回れないと言われるのは、この辺りのごちゃごちゃがあるからですが、クルマだとそれほどきになりませんね。
ともかく館山から布良に抜ける県道86号線沿いにあり、県道から恐ろしい急坂を登った先にあるお寺です。こういう急勾配は信福寺を思い出します。

行基作の聖観音像が安置されているお堂でお参りしました。松野尾寺は自性院というお寺と関東大震災後に一緒になっており、こういうパターンはこれまでも何度か聞いてきましたね。支える人が少なくなって、お寺同士が合併するというのは少子高齢化の現代の話ではなく、江戸時代以来の信仰が徐々に失われていった明治・大正の頃から続く話のようです。

境内には忠霊〇墓というものがあり、戦死した方々の名前と没年月日が刻まれていました。
忠魂碑や忠霊塔というのは見たことがありますが、墓石としてこのようなものがあるのは初めて見ました。
隣には西南戦争で出征して戦死した人の墓もあって、明治10年という維新後間もない時期に、安房の地から鹿児島まで戦いに行った人がいたのだなあと考えると、感慨深いものがあります。











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