【安房国三十四ヶ所観音霊場】番外 震災観音堂

34番札所に向かう前に館山市内の番外 震災観音堂へ向かいます。存在は知っていましたが、海岸近くの住宅街の中にあり、こんなところだったのかと驚きました。この近くはよく通っています。

鎌倉時代からの伝統ある安房国三十四ヶ所巡礼に、番外ながら大正時代の震災観音堂が加わっているのは、この地域を襲った関東大震災の被害の大きさを象徴するような話です。

中には高さ5mの巨大な観音菩薩像が安置されており、佐渡の御神木だった杉の木を震災の慰霊のために切って作ったという特別なものです。これを行った和尚も日清戦争で従軍僧侶として戦死者の慰霊を行い、清国から仏像を賜ったという、なんだかすごい経歴の持ち主。

あまりにも興味を惹かれたので、震災観音堂の由緒について書かれた冊子も購入しました。