トレード手法はいくつ必要?

トレード手法を1つ見つける

手法探しの歩み

私は商材を購入してトレード手法を学ぶようにしました。最初の商材を購入して学ぶ中で”ライン”というものが重要だということが分かったので、それを学べるという商材を探して購入。

「そのうちに複数の手法を知っていくことも重要」という宣伝文句に促されるままに、別系統の商材を購入したりして、手法マニアのつもりはないものの、いつの間にか結構な数の商材を購入することになりました。

手法を探すより1つの手法を検証でやり込むこと

まったくトレードの知識がないところからのスタートだったので、知識を広める勉強の意味もありましたが、そんなにたくさん手法を買う必要はなかったなと今になって思います。

トレードの基礎を学び、そこから自分自身のトレードの手法を作り上げていくことが第一。もちろんその際に購入した商材を利用しても構いません。トレードの基礎については本サイトにできるだけ載せていこうと思っています。

そして作り上げた手法でもって過去検証をひたすらやり込むことです。インディケーターに単純に従った場合の勝率がどれくらいで、どういった場面で負けやすい性質の手法なのかを理解することが大切です。

複数の手法を持つことについて

利益を出せるようになるまでは1つに集中する

複数の手法を同時に学ぶことは避けた方がよいというのが私の経験から言えることです。複数の手法を並行稼働させると、エントリーや環境認識のやり方がごちゃ混ぜになってしまい、手法Aの根拠で手法Bを使ってしまったりしてしまいます。

トレード手法が確立されても、手法の通りに実際にエントリーして決済することは、とても難しいのです。エントリー条件の見落としや、入るべきポイントより早めにエントリーして逆行してしまうこともありますし、遅くエントリーした結果損益比が手法本来と全く違ってしまうこともあります。

1つの型を徹底的に反復して、確実に利益が残る様にしていくことが最優先です。

複数の手法はリスクヘッジになる

トレンドフォローの手法とレンジの手法の両方を持つことができれば、理論上は相場の状態にかかわらず、トレードが可能になります。

トレンドフォローの手法を使用していると、相場の7割と言われるレンジ相場はすべて見送りとなりますので「1週間のうちに1回もトレードチャンスが来ない」ということが普通に起こります。いつでもトレードできるという選択肢は確かに魅力があります。

また、長期足のスイングと短期足のデイトレを別々に行っていくというやり方もいいかもしれません。いつでもトレードできるという選択肢の幅を持つのは稼ぐという点においても有効です。

選択肢を増やすの方法は1つではない

ただやはり私は1つの手法に集中するべきだと考えます。トレードチャンスが少ない手法であれば、時間足を変えるとか、トレードする通貨ペアを増やすといった方法で、選択肢の幅を広げていくことが可能です。

それであれば1つの手法だけで対応することが可能で、エントリーチャンスは大いに増えます。当初私がトレードしていたのはドル円、ユーロドル、ポンドドルの3通貨ペアでしたが、現在は米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、豪ドル、ニュージードル、カナダドルの7通貨を組み合わせた21通貨ペアをトレード対象としています。

これはエントリーチャンスの少ないトレンドフォローの手法において、エントリーチャンスを増やしていく方法として有効になります。

時間足についても4時間足/30分足/5分足を使用したマルチタイムフレームで分析していますが、30分足/5分足/1分足を使用した方法も取り入れています。これであれば4時間足ベースでの調整や波形形成でもトレードチャンスが生まれますので、全くチャンスが無いまま時間だけが過ぎるということはありません。

こういった工夫をすることで、たくさんのことを同時にやって効率を低下させないようにしてみてください。